私は30歳の時に結婚と同時に起業した。
安定した上場企業を辞め、起業前に結婚相手の両親に挨拶に行ったのだが、、
相手のご両親はさぞかし心配されたに違いない。
当たり前の話だ。
こんな時代に安定した会社を辞め、成功する可能性の低い起業(*全業種平均:10年後に生き残ってる確率6%)に踏み出そうとしている男に娘を嫁がせるのはリスクが大きい。

結果的には結婚を許してもらえ、相手のご両親には感謝しているのだが、もしあの時「結婚を取るか?起業を取るか?」という選択を迫られたとしたら、私は起業を選んだだろう。
その時の私は覚悟を決めて起業する決意を持っていたので、起業を諦める選択肢はなかったのだ。

そして、、、現在、結論から言うと、起業して良かったし、大成功だった。

起業後、離婚(現在再婚)や体調不良などもあったが、強い運と周りの人達に恵まれ、会社を成長させることができ、人々のお役に立てる事業を行えている自負があるからだ。

そんな自分も、最近は友人や周りの知り合いから起業について相談を受ける機会が増えてきた。
相談される度に伝える言葉があるのだが、それは「人生(今世)は一度きりなので、やりたいことあればやったほうがいい」という言葉である。
どんな出来事も、その出来事から学ぶ気持ちがあれば「成功」になると思ってるので、私にとって…人生は成功か大成功しかない。
唯一、失敗というものがあるとすれば、それは「やらない」ということではないだろうか?
もちろん、起業することだけでなく、サラリーマンであっても、自分がやりたいこと・信じることがあるのであれば、それはやったほうがいい。

好きな人に気持ちを伝える・世の中に役に立つと思える事業を興す・たとえ会社の枠組みから外れても自分が正しいと思うことにチャレンジする・助けたい人を助ける… そこに強い想いがあるのなら、その想いを行動に移すべきではないだろうか?