最近、当社プライベートブランドに採用している生地が2品番続けて廃番の流れに。
2品番とも「ド定番」と言われてきたものだったので驚いて、、商社担当者に詳しく話を聞いた。

廃番の原因は…(ラフでざっくりした感じで説明すると)原糸メーカーからのミニマムロット引き上げや単価UPであった。
例えば、これまでは300反分の量で発注できた糸のミニマムロットが、いきなり1000反分に引き上げられたり。。。。単価あたりの金額が高騰したり。。。
つまり、東〇などの原糸メーカーが商社などに強気の提示をしてきて、商社などはメリット・デメリットを天秤にかけて検討した結果、やめていく方向に…という感じのようだ。

厳しい状況の中、原糸メーカーはこれまで以上にロスや滞留を厳しく判断してくるということであり、今後も廃番は増えていくだろう(選択と集中)。
商社自体も同様で…滞留在庫などは早めに見切って、常備(ランニング)する品番数を減らして、利益率向上に向かうはずだ。
つまり、どこもロスをかかえたくない訳であって…今後はバイオーダー的な品番も増えるのではないだろうか?

また、(アパレルに限らずであるが)今後は、国力低下に伴い世界との獲得競争も低下していくだろうから、良い?(意味合いは様々だが)生地の品番数は減少に向かうと思う。

【本日のまとめ】
これからは、縫製キャパの確保(国内は特に)だけでなく、資材確保も命題になってきており、高品質で安定した物作りが今まで以上に難しくなっていくだろう。
逆に言えば…そこをしっかりできる背景を構築できれば、今まで以上に強みになるはずだ。