これから起業したり、小規模事業者向け弱者の戦法として、ニッチ市場を狙うというものがある。

ニッチ市場を狙う場合のメリット・デメリットについて、アバウトに書いてみたい。

【メリット】
需要に対して供給が勝ちすぎている現代においても、まだ未開拓のニッチ市場は存在(新たに創出され)し、需要に対して供給が追いついていない市場であれば、今後うまく成長期に乗って儲けていける可能性がある。
また、一定規模以上の市場規模でないと大手も参入ができない(しにくい)ので、早いうちにブランディングし、パイオニア(先駆者)利益を得る可能性がある。
市場占有率1位になれば、圧倒的に商売を優位に進めていくことができ、勝てる可能性は高くなるはずだ。

【デメリット】
市場規模が小さすぎても商売にならないので、一定規模以上の市場規模を見極める必要がある。
これについては、狙った商材「〇〇〇〇」キーワードのヤフー・グーグル検索ボリューム(月間アクセス数)を調査すれば、アバウトであるが市場規模の予測ができる。
また、ほぼ未開拓の商材(これから流行ると見込んだ)であれば、市場に認知させる必要があり、広告費用などを莫大に使えない小規模事業者にとっては高いハードルになるだろう。これについては高度なメディア戦略を使い、タダでメディアに取り上げてもらえると可能性は高まる。

これからアパレルブランドを立ち上げたりする人に私がアドバイスしているのは、ニッチ市場もしくはコンプレックス市場を狙った方が可能性が高まるということ。
ファッション好きであればあるほど、ニッチ市場ではなくマス市場(みんなに認められたい/大きな売上を狙いたい)を狙い、デザイン性で勝っていきたいと考えるのだが、、、完全に物余りの現代オーバーマーケット市場においては、昔のデザイナーズブランドのようにデザイン性やコンセプトなどで成り上がるのは至難の業ではないだろうか。