2025年度新年明けましておめでとうございます。
皆様に良きことが雪崩のごとく降り注ぎますように☆☆

さて、、昨年秋以降特に厳しい市況のアパレル業界であるが、今後、業界はどのように推移していくのだろうか?

アパレル業界に限った話ではないが、、、今後、特に中小企業(数量ベース約99%強 / 人数ベース約70%)にとっては、いよいよ大淘汰の時代に突入したと思われ、国の指針においても淘汰を推し進める?政策に舵を切ったように思われる。

原材料高騰+人件費高騰+人手不足+国内需要縮小+物価高による買い控え…etc 特に中小企業にとっては向かい風一辺倒の現状の中、今後は高利益率を実現するビジネスモデルを確立できない企業は淘汰の波に抗うことは難しくなるはずだ。

そのような現状の中、アパレル業界はどのようなプロダクトを生み出していくべきなのだろうか?

結論から言うと需要に対して供給が不足している商品・サービスだと思う。
コロナ禍のマスク市場を想像してもらえればよく分かると思うが、需要に対して供給が不足している状態では、値段競争が発生しにくく、高くても(高利益率)売れる状態なのである。

ただ、この「需要に対して供給が不足している状態」では、企業の参入が相次ぐから、すぐに同業他社乱立になり、レッドオーシャンに向けて進んでいくので、止める(逃げる)タイミングも重要になる。
製品ライフサイクル:導入期(認知度向上に多大な広告費発生フェーズ)~成長期(最も儲かるフェーズ)~成熟期(参入企業相次ぎ、儲からなくなってくるフェーズ)~衰退期(レッドオーシャンで儲からないフェーズ)

最近の例で行くと….このゾーンが当てはまるだろう。

「着る医療機器」として肩コリ解消(血行促進)などを謳うリライブシャツ
元々は「令和の虎」番組でのリリースが発端のようだが!?リアルに効果を感じられるとのプロモーションにより一気に拡大。高価格帯としては驚異の売り上げ枚数を達成してるようだ。
特許などで知的所有権を保持する戦略も行っているが、、同業他社が「宝の山」を指をくわえて黙って見ているはずもなく、類似製品が多数発生してきているフェーズに進んでいるのが現状だ。
経済の法則から言えば、今後早いスピードで成熟期に突入する段階に来ていると判断できるが、さて、本家がどのような戦術で乗り越えていくのかは見ものである。

上記で一例を挙げたが、、では、アパレル業界において長く儲けていくためには、どうすれば良いのだろうか?

その戦術としては、➊あえてブームを作らない(ブームになればなるほど参入が相次ぎ、成熟期~衰退期への移行が早まる) ➋特許などで類似を防ぐ ➌ブランディングで値段競争から離れる …などの戦術が考えられるが、昨今においては➊あえてブームを作らない(緩やかな成長曲線にする)という戦術を特に推したい。
もちろん、企業規模や生産背景・または開発費用(初期投資)など様々な要因などから一定規模以上の売上(ブーム)が必要な場合もあると思うし、最初から短期間での勝負(廃れるのも見越した)という戦略もあるだろうが。。。

どちらにしても、絶対成功の方程式などは存在せず、市場の動きに合わせて日々アジャストする経営が必要になってくる。