アパレルはロスとの戦いである。
いくら売り上げを計上できても、ロス率が多ければ、利益を食いつぶしてしまう。
ロスにも色々あり、、
生産納期遅れなどで発生する「機会ロス」
プロパーで消化できずに発生する「粗利益ロス」
売る為に必要な人的・設備リソースを最適に構築できずに発生する「販管費ロス」
適正時期・適正数量を誤って発生する「販売ロス」
要は、、これらのロスを発生させないために、MDなどの職種もあるのだが、、いかにしてロスを0に近づけることができるかがアパレルビジネスには大事なポイントになってくる。
私はこれらのロスを防ぐために、起業当時より縦売り手法を実践してきた。
縦売りとは商品型数を拡大(横展開)するのではなく、できれば1点売り、もしくはメイン商品売りというやり方である。
特に、1点のみの商品を深堀りする方法(単品通販)はEC(ネットショップ)に向いており、LP(ランディングページ)などでも訴求しやすく、単品のためロスも極力防ぐことができる。
また、メイン商品売りとは、、、ある程度の横展開(商品型数)を行っても、実際は2~3点以内のメイン商品(メイン以外は魅せるために存在であり、少ない在庫しか持たない)で売上の大半を稼ぐ手法であり、この方法もロス率軽減には適している。
もちろん、企業規模や内容などにより一概には言えないが、、、経営的には売り上げよりも利益(キャッシュフロー)を重視すべきであり、いかにしてロスを発生させないかが大事だと考えている。